モノの見方・考え方研修について わかやま新報 97号 7月4日号

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わかやま新報の読者の皆さま、こんにちは! 和歌山県よろず支援拠点コーディネーターの坂下です。

今回は第1回目勉強会のテーマとして、「モノの見方・考え方」についてご説明します。

このテーマを選んだのは、SNSなどで自由に意見が発信できる今、匿名で意見を述べることで無責任な書き込みが増えつつある現状に疑問を感じたためです。昨年、新型コロナウイルスの影響でトイレットペーパーがなくなるといったデマが流れて日本中が大騒ぎになりました。また、最高学府で学んでいるはずの一部の大学生が持続化給付金の虚偽申請をし、逮捕者も出ました。

ネット上のフエイク情報など、受け取る側に事の真偽を判断できる力が欠けているのではないか。SNSなどの情報は、自分の都合のいい意見は共有する一方、異なる意見はスルーすることで、考え方に偏りが起こっているのではないか。本来の民主主義は、意見が異なる相手に敬意を払いつつ、最善の結果に向けて互いに前向きに議論を交わす根幹であるはずといった考えのもと、無責任なつぶやきで考えの軸の持たない若者が扇動されることを危惧しています。

今や小学生もスマホを持つ時代になっており、しっかりした考え方の軸を若いうちに持つ必要性を感じています。また、スマホの影響もあり、若い人の読書離れによって、身近な存在に尊敬する人を持たなくなってきているのも要因だと考えます。若い頃に自分が尊敬できる人やなりたい自分の理想像を描く機会を持ったり、社会人として「モノの見方・考え方」のしっかりとした軸を築いたりすることが大切です。

私がこれまで機械メーカーの管理職として若手の人材育成の経験から、「人は何故働くのか」「働く意義とは」「社会人の勉強とは」「相手の立場に立って考える」など、社会人として知っておくべき話を分かりやすく解説したいと考えています。「モノの見方・考え方」ミニ勉強会は、7月27日(火)の午後3時~4時半、よろず支援拠点4階事務所で開催します。皆さまのご参加をお待ちしております。

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