【よろず支援ニュース#113-令和②】
《速報》最低賃金:事実上の据え置き、上げ幅の「目安」提示断念

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  • 《速報》最低賃金:事実上の据え置き、上げ幅の「目安」提示断念

一昨日から続いている厚労省審議会での最低賃金の議論は、異例の長時間議論となりましたが、ようやく昨夜結論が出されました。

  • 2020年度は最低賃金の目安を示すことを断念。事実上の据え置きが適当との見解を示した。
  • 新型コロナウイルスによる景気低迷で労使の主張が激しく対立し、双方が合意できる水準を見いだせなかった。

詳しくは下URLの日経新聞記事ご覧ください。

  • 日経新聞記事:「最低賃金 事実上の据え置き 労使対立で「目安」断念」

>>https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61881390S0A720C2EE8000/

審議会が最低賃金の上げ幅の目安を提示しなかったのは、リーマン・ショックがあった2009年度以来になるそうです。今後、最終的な最低賃金額は、各都道府県の審議に任される予定ですが、「据え置き」の公算が高そうです。例年であれば、8月下旬に各都道府県別の最終的な最低賃金額が公表されます。

ちなみに、上げ幅の目安が示されなかった2009年の、近畿圏における最低賃金の上げ幅は以下のとおりです。

県名

2008年最低賃金額

2009年最低賃金額

上げ幅(円)

和歌山県

673

674

+

奈良県

678

679

+1

兵庫県

712

721

+9

大阪府

748

762

+14

京都府

717

729

+12

滋賀県

691

693

+2

現在の和歌山県の最低賃金額は「830円」。10月からの新しい最低賃金額は、「据え置き」、もしくは数円のアップと予想します。

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