SWOT(スウォット)分析 わかやま新報117号 12月12日号

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わかやま新報の読者の皆さま、こんにちは! 和歌山県よろず支援拠点コーディネーターの鹿島です。

今回は、人生の生き方、事業の進め方の参考になる「SWOT(スウオット)分析」を紹介します。SWOTは、「S:強み」、「W:弱み」、「O:機会」、「T:脅威」の意味を持ち、孫氏の兵法にある、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と通じるところがあります。

SWOT分析によって、内部の「強み・弱み」を知り、外部の「機会・脅威」の状況を理解することが、社会環境の変化に適応して個人の生き方や事業の進め方を決める判断の基になります。

私たちは、自身の良いところを伸ばし、弱いところをカバーすることが、生きていく上で大切です。そのためには、自分自身を振り返り、自身の強みと弱み、すなわち己を知る必要があります。

また、身の周りの環境や世の中の動き、社会、家庭、働く職場、企業、隣人、関係先、競合先について、機会(チャンス)を活かし、脅威(リスク)を避けることが、満足感や成果を得る上で大切です。そのためには、身の周りの機会や脅威を知る必要があります。

1回切りの人生という戦いの場で、生きる知恵として自分自身の強みや良いところを生かすポジティブ思考と自己肯定感で、さらに強みを伸ばすとともに、自分自身の弱みや劣っているところを改善し、カバーすることも大切です。

外部の環境に適応して、内なる強みを生かし、機会を獲得して成果を出し、弱みと脅威を知ることで、危険に対応でき、安心・安全が得られます。

個人の生き方のみならず、事業の進め方や企業戦略も、SWOT分析は生かせます。自社の事業の強みと弱みを明らかにし、自社の置かれている外部環境の機会と脅威を把握します。「強み」を外部環境の「機会」に生かし、「弱み」を外部環境の「脅威」から避ける策を考えてみてください。

和歌山県よろず支援拠点では、事業戦略や企業戦略を進める上でのSWOT分析の活用方法についても支援させていただきますので、ぜひご連絡ください。

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