- 本日でポイント還元が終了!今後中小のキャッシュレス化・IT化について
昨年10月から開始された「キャッシュレスポイント還元」ですが、本日終了となります。他国と比べ遅れているキャシュレス化の推進に一定の効果があったことは間違いないかと思います。
- 日刊工業新聞ウェッブ記事:「ポイント還元は6月末で終了!キャッシュレス決済、普及への道」
>>https://newswitch.jp/p/22784
キャッシュレス決済の更なる促進に関する今後の政府の方針として、記事には以下のとおりあります。
「(今後の更なる普及には)手数料、端末代金、入金サイクルの「三つの壁」が立ちはだかる。中小の小売店にとって手数料の高さが売り上げを実質的に押し下げ、振り込みまでの期間に手元資金が一時的に減る懸念がある。経産省は決済事業者に対するガイドラインの策定を通じて手数料の公開義務付けや引き下げを促し、店舗による7月以降の「キャッシュレス離れ」を食い止める意向だ。」
既に政府は、「キャシュレス検討会」を今月立ち上げ、「キャッシュレス決済事業者の中小店舗向け開示ガイドライン」を策定し、手数料・入金サイクル等の公表・開示を求めております。
さて、この「キャッシュレス検討会」での提出資料の内、下URLにある「日本商工会議所説明資料」の内容が大変興味深いので紹介しておきます。
当資料は11枚になりますが、小売・飲食店等の事業者の「今後のキャッシュレス決済活用の方向性」「3つの壁に対する生の声」など書かれております。
特に10ページ目で「『会計・決済ツール(3点セット)』の活用推進」として、「クラウド会計」「モバイルPOSレジ」「キャッシュレス決済」の3点セット導入の必要性を訴えております。当方も全く同じ考えで、この3点セットは今後「店舗経営」の3種の神器であり、以下のような大きな生産性向上・売上UPを見込めるかと考えます。
- 売上管理・経費管理・収益管理などの事務作業時間が大幅に削減されます。(経費・仕入についてもキャシュレスで支払えば、自動的にクラウド会計に取り込めます)
- データに基づく売上分析(商品毎、顧客毎など)が容易になり、分析結果を基に効果的な集客策・販促策が図れます。
小売店・飲食店店等の店舗を持つ事業者様、キャッシュレス決済推進も重要ですが、是非上の3点セット導入を今後ご検討いただければ大変嬉しいです。
- 9月から始まる「マイナポイント制度」、明日7月1日より申し込みが始まります!
「マイナポイント制度」とは、総務省の事業で「キャシュレス決済で25%還元」する制度です。(ただし、還元額の上限は5000円です)
- よろず支援ニュース78:「今月末終了のキャッシュレスポイント還元、そして9月からのマイナポイント制度について」
>>https://yorozu.yarukiouendan.or.jp/yorozu_news/078-2020/
ポイント還元は9月より開始されますが、明日7月1日よりマイナポイントの申し込みが開始されます。
申込方法等の詳細については、上の配信記事をご覧ください。